大垣市社協では、市内で活動するボランティア団体同士が、日頃抱えている悩みや活動を行うときの課題、自分たちの活動の周知を行う場として『ボランティア交流会』を開催しています。
令和3年1月、大垣市ボランティア連絡協議会所属団体を対象に、活動状況等を把握するためのアンケートを実施しました。多くの団体が、「現状の活動を維持したい」と考えている反面、課題として「高齢化」、「活動頻度・場所の減少」、「会員不足」といったことが挙げられ、『ボランティア活動は続けたいけど、コロナの影響もあり様々な問題で継続していくことが難しくなっている』といった状態になっていることがわかりました。
この状態を受け、大垣市ボランティア連絡協議会の役員で話し合い、少しでも活動の一助となればと、『持続可能なボランティア活動』というテーマで、令和5年3月4日(土)に開催しました。
「ふくしのまちづくり~だれもが社会の一員として包み支え合う社会を目指して~」と題して、岐阜羽島ボランティア協会理事長 兼 特定非営利活動法人ぎふハチドリ基金理事長の川合宗次氏にご講演いただきました。
岐阜羽島ボランティア協会の沿革をお話しいただき、「自分たちでできることは自分たちでやろう」という考えから、「楽しく笑顔で」できる活動を考えて実践されており、様々な事業を実施されています。活動資金の確保や、行政とのかかわりについてもお話しいただきました。
第2部として、大垣市ボランティア連絡協議会の所属する4団体にご登壇いただき、パネルディスカッションを実施しました。様々な工夫をしながら、活動を継続あるいは変化させてきた実績をお話しいただきました。どの方も溢れる思いを話され、どの方からも「楽しく活動を行う」大切さをお伝えいただきました。
少しずつボランティア依頼も増えてきており、またご依頼させていただくことがあると思います。できる活動を、できる範囲で続けていただければと思います。