令和5年1月20日(金)・27(金)・2月3日(金)の3日間にわたり、傾聴に関する講座、2月8日(水)には、認知症に関する講座が開催されました。
傾聴の講座は、一宮市の傾聴ボランティアグループ「みみの木」代表の早川一枝先生にお願いしました。「傾聴」とはただ単に“話を聞く”ことではなく、相手としっかり向き合い、言いたいこと、伝えたいことを心で聴くこと。ありのままを受けとめ、言葉だけでなく、表情やしぐさ等に表れる気持ちや感情を読み取るための技法を学びました。頭で分かっていても、実際はなかなかスムーズにできるものではなく、どれだけ経験を積んでも、これで完璧とはいかない永遠のものです。受講生の皆さんは、熱心に講義を受け、ロールプレイにも積極的に参加していらっしゃいました。
参加者からは、「先生の傾聴に対する熱い思いが、3時間×3回に溢れていて、分かりやすく、先生の「伝えたい」という思いをたくさん受け止めることができました」「日ごろから意識し、置かれている状況で技法を磨き、役立てていきたいです」「人としての生き方も学べた気がします」などの感想をいただきました。
認知症に関する講座では、大垣市ボランティア連絡協議会にも加入している『地域の福祉をささえる会』の皆さんに講義をお願いしました。会員の皆さんによる寸劇を交えた講義は、認知症についてとても分かりやすく、より良い対応の仕方を学ぶことができました。
参加者からは、「認知症の母の介護をしていますが、自分の傲慢さを突き付けられました。今回の講義は学ぶことがとても多かったです」「とても理解しやすい講座でした」「寸劇楽しかったです」「認知症に対する考え方が変わりました」などの感想をいただきました。
この講座の受講により、受講者の皆さんには、認知症の人やその家族を応援する「目印」として、『認知症サポーターカード』が配られました。