私たちが住む地域にも、子ども・高齢者・障がい者等…様々な方が生活してます。みんなで支え合い、協力しながら生活をしています。
その中で、『障がいのある方への支援』を行う団体があります。『視覚障害』のある方へ、市の広報や社協だより等、情報を届けている2つの団体をご紹介します。
【大垣点訳グループ 愛盲会(あいもうかい)】
視覚障がいのある方の言語として、”点字”があります。広報誌を点字に訳してお届けしているのが、この団体になります。大垣市は月2回の広報があるため、毎月点字の打ち出しを行っています。
昭和53年に発足した団体で、点訳だけでなく視覚障がいのある方の同行や、福祉学習での点字学習、さわる絵本の作成を行っています。(さわる絵本はまた別の機会にご紹介します!)
視覚障がいに対する理解を深め、また、情報を届けたり多くの方に視覚障がい、点字を知ってもらうために活動している団体さんです♪
「見れば何となくわかる…けど、触って読もうと思っても、どこが区切り?始まりはどこ?」っといった感じになってしまいました…(笑)
「ここは『広報おおがき』と打ってありますよ!わかりますか?」と言われましたが…、読むのも打つのも大変だろうなと感じました。現在は機械による打ち出しをしていますが、機械がない時代に今の情報量を打ち出していたと思うと、かなりの苦労があったんだと想像しました。
【音訳奉仕グループ つばくろ】
視覚障がいのある方がにとって、「聞く」ということは情報を得るのになくてはならないものです。”点字”ではなく“音(声)”で情報を届けるのがこの団体さんです。愛盲会さんと同様に、毎月音訳活動を行っています。
昭和58年から活動を開始。広報誌等の情報誌を読み上げ『録音』し、声の広報としてお届けしています。現在は機械の進歩も進み、パソコンとCDを使用して録音・編集を行っています。
しかし、機器がどれだけ進歩しても読み上げるのは人であり、新しい言葉や難読な漢字(人名)、イントネーションなど勉強が必要になります。
「アナウンサーの方がどのように話しているのか、正しいイントネーションは何なのか…気を付けています。ただ、幸いにも大垣の方にお配りしているので、大垣のイントネーションであったとしても不自然にはならないのでありがたいと思うこともあります。逆に正しいイントネーションにすると違和感というか…ん?って思うことはあるかもしれないですね」
「二人一組で録音して、読み上げているときに間違いがあると、指摘を受けながら録音をしています。程よい緊張感を持って臨むことで、話すことにも慣れ司会等を行う時もあまり緊張しなくなりました。」
といったお話を聞かせてくれました。先日、人前で司会進行をした際に強弱やイントネーションの難しさを感じていましたので、大変さを改めて感じることができました。
今後も、大垣市で活躍するボランティアさんをご紹介できればと思っています♪お楽しみに♪