大垣市では令和4年4月より、認知症等で行方不明になるおそれのある方に、QRコードの付いた『見守りシール』を交付しています。このシールを衣類や持ち物に貼ることで、周囲の人が気にかけ、声かけをするきっかけとなります。
大垣市社協でも、大垣市高齢福祉課の協力のもと、『見守りシール』への理解を深めることを目的に、実際の活用方法などを体験する『模擬訓練』を行いました。
2グループに分かれ、『行方不明になった本人』、『発見者』、『家族』の役で模擬訓練を行い、見守りシールの活用と、実際に行われるやりとりを体験しました。
『行方不明の方』に付いているQRコードを『発見者』が読み取ると、本人の情報を確認することができ、注意事項等を確認した後、「居場所」と「健康状態」を入力して送信します。すると『家族』へメールが送られます。その後のやりとりはチャット形式の専用の伝言板にて行うことができ、『発見者』と『家族』で連絡調整を行い、『本人』を迎えに行くことができるという仕組みになっています。
実際に模擬訓練を行い、
「QRコードがあっても話しかけること自体が難しいかも…」
「話しながら伝言板でやり取りしながら…って結構忙しい!」
「一人でやろうとするから難しいのかも!もっと多くの人、お店に知ってもらって協力してくれる人を増やすことがいいんじゃないかな?」
と、率直な意見がたくさん出ました。
まだまだ始まったばかりのこの仕組み。多くの方に知っていただくことが、『本人』と『家族』にとって一番の支援につながると思います!こういった研修で社協職員としても多くの学びの場を設けていけたらと思います!詳細は下記をご覧ください。