令和5年9月13日(水)、大垣市立日新小学校6年生38名を対象に福祉体験学習が行われました。1学期で「自分たちの住む地域について」学び、その後『高齢者や障がい者、障がい者スポーツ、認知症について』学び、最終的には「施設訪問」へとつなげる流れの中、今回は「高齢者疑似体験」と「車いす体験」を行いました。
「高齢者疑似体験」では、まずはじめに「高齢者」のイメージを聞くと、「腰が痛い」「忘れやすい」「耳が遠い」といった率直な意見を教えてくれました。
実際に体験をして、
「体が重いと感じたしゆっくりしか歩けなかったから、自分のおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に歩くときはゆっくり歩きたいと思った。」
「耳当てをしていると声が聞こえにくかったし、ゴーグルをしていると近づかないと見にくかったので、話すときは大きな声でゆっくり話したいし、できるだけ正面に近づいて話したい。」
といった感想を発表してくれました✨
「車いす体験」では、まずはじめに「車いすに乗ったことがあるか」を聞くと、数人の子が乗った経験がありましたが、今回は段差の乗り越えやスロープでの操作方法などを基本的なことを学びました。
初めてのことで楽しそうに体験をしていましたが、「段差などが怖いと感じることもあるので、車いすの方が困っていたら声をかけたい」と感じたことを教えてくれました。
最後に、「今日の体験を通して、たくさんのことを感じて発表してくれましたが、皆さんがイメージしたことは実際には個人差があります。皆さんよりも足の速い高齢者もいれば、寝たきりの方もいます。ただ、多くの方にとってどうなると過ごしやすい、生活しやすくなるのかなと考えて、気付くことが大切です。皆さんの住むこの地域、学校でも考えてみてください。そして、今日感じたことを活かして、施設に行くときは元気な顔を見せてあげてください。」とお伝えしました。
また何かありましたらご相談ください♪