令和4年8月19日(金)、子どもの居場所サポーター養成講座が開催されました。本講座は、子どもが安心して過ごせる「第三の居場所」として、学習支援・居場所づくりについて考える機会と、実際の子どもを取り巻く環境の現状を知ることを目的に開催されました。
この日は、「岐阜県子ども家庭課」と「岐阜県社会福祉協議会」から県内の状況等を聞き、実際に子どもの居場所活動をされている「みんなの未来をつくる会」に、活動紹介と事例発表をしていただきました。
最初に、「岐阜県子ども家庭課」より、「岐阜県における子ども支援の現状と今後~子どもたちとのつながりをあきらめない~民間団体を応援するために」の内容でお話しいただきました。
親の共働きが増え、子どもが一人で過ごす時間が増加していること、貧困世帯問題に加えて、このコロナ禍でさらに貧困世帯、ひとり親世帯の負担が増大している中、子どもが安心して集える場所、食料支援や子ども食堂といった支援の必要性をお話しいただきました。
次に、「岐阜県社会福祉協議会生活支援部」より、『子どもの居場所応援センター』についての紹介をしていただきました。岐阜県から受託した事業で、登録制度により県内の子どもの居場所関係で活動・活躍する団体へ食糧支援を行う仕組みとなります。事業の説明だけではなく、“つながり”といった部分を大切にしていきたいという思いを伝えていただきました。
最後に、「みんなの未来をつくる会」より、活動紹介をしていただきました。今回この団体さんに講師を依頼したのは、「子どもの居場所をしているが、誰かボランティアでお手伝いしてくれる人はいませんか?」と相談されたことがきっかけです。子どもの居場所を運営しているところは、どこも人手に困っていますが相談を受けたことから、講座がきっかけで理解が広がり、受講生が少しでもボランティア活動に参加できたらいいなという思いがあり、この団体さんに講師をお願いしました。
団体の立ち上げに関してのお話しや、講演会の開催に関しての話、活動の様子をご紹介いただきました。団体のみでの活動だけでなく、地域の中学校との関わりも持ちながら、地域づくりも意識して活動していただいていることを学ぶことができました。
今回は座学で学んでいただきました。次回は8月25日(木)、「みんなの未来をつくる会」へ実際にお邪魔し見学と体験をさせていただきます!