令和7年1月15日(水)、大垣市立南小学校6年生48人の児童を対象に、認知症サポーター養成講座を開催しました。
認知症サポーター養成講座とは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を養成する講座です。全国で開催され、高齢者等にやさしい地域づくりに取り組んでいます。
まずは地域包括支援センターから認知症についての説明をした後に、実際に家族が認知症になったらどう対応するかを皆で考えました。
前半の認知症の説明では、脳の仕組みと認知症の症状、認知症の人の気持ちなどをお伝えしました。皆さんうんうんと頷いたり、真剣にメモを取っていました。
後半のワークでは、食事の後におばあちゃんが「ご飯をまだ食べていない」と言ったらどうする?「財布を盗られた」と怒っていたらどうする?という二つのテーマで話し合いました。
「またご飯を食べたら身体に悪いから優しく教えてあげる」
「食べてないの?と聞いて軽食やアイスを準備してあげる」
「否定するとおばあちゃんが傷つくので財布を一緒に探してあげる」など、
前半の説明をしっかり理解した上で、優しい視点での意見が多く出ていました。
その一方で「おじいちゃんが認知症でお母さんが大変そうだった」「病気だから仕方ないけど、本当は怒れてくるよね」など、自分たちの体験に基づいた話や家族だからこその率直な思いも聞こえてきました。
最後に、認知症サポーターの証としてオレンジリングとサポーターカードをお渡ししました。
今回の講座をとおして、認知症について正しく理解し、自分たちのできる範囲でサポーターとして活動していただけたらと思います✨
認知症サポーター養成講座は、地域住民、企業、小、中、高等学校の生徒など様々な方に受講いただけます。
開催のご希望がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね!