大垣市社協では毎年、様々な講座を開催しています。今年度社協で実施する講座は、『おとなの学校』と『こどもの学校』に分け、「何歳でも学びは大切。様々な体験を通して地域の方々とのつながりや社会参加の場を作ること。また、地域の福祉課題に気付き、共に育ち支え合える地域づくりを展開する」といった思いを込めて展開されます。
その中の一つである「子どもの居場所サポーター講座」が令和6年7月24日(水)、大垣市総合福祉会館にて開催され、5名の方が受講されました。
講義として、岐阜県社会福祉協議会より「子どもの居場所応援センターについて」と「岐阜県内の子どもの居場所について」と題してお話しいただきました。
センターの取り組みだけでなく、西濃圏域の子どもの居場所の様子(取り組み)や、課題(困りごと)と、対応していることについてお話しいただきました。また、被災地支援を行っている団体についてもご紹介いただきました。
「居場所はたくさんあっていいものだと思う。そして同じである必要はなく、現在活動している団体もそれぞれの形で実施している」
ということを教えていただきました。
事例・活動発表として「みち草会」と「あしたの支援室」の2団体からご報告いただきました。
「みち草会」は「新たな居場所づくりだけでなく、今まで、すでに、地域には居場所はあったのではないか。その居場所を大切にする」ことを、活動の中で感じている変化という視点でお話しいただきました。
「あしたの支援室」は「活動を始めて約10年。この間に関わるスタッフも資格を取得しようとするなどの変化もあり、支援会議が開催できるまでになった。以前来ていた子どもが大きくなって手伝ってくれたりと、つながりを感じることも。行政や社協に相談することで、支援の幅が広がったこともあり、多くの関わりを持つことの必要性も感じている」といった、実際に対応してきた事例を交えてお話しいただきました。
受講生からも、「立ち上げようと思ったきっかけ」や「立ち上げるにあたってどのような手順を踏んだのか」「県内の様子はよくわかった。県外の団体等との関わりは?」といった多くの質問が出され、講師の方々は丁寧にお答えいただき、とても充実した時間となりました。
第2回目は8月に予定しており、実際の居場所の様子を体験していただきます。よろしくお願いします。